CCNJ Cloud Computing Network of Japan
@HEAD_下_001

クラウド・SaaSの価値


ここでは、岩本のぞみさんのコラムより引用させていただいております。図解のみでも非常にわかりやすいので、ピックアップしました。詳細は図の上のリンクよりご参照願います。

引用:http://www.businesspark.jp/column/i_vol01.html


 

はじめに

IT業界の常といいますか、次々と新しいキーワードが生まれては消え、もてはやされたと思ったら定義が変わりながらいつのまにか耳にしなくなる・・・ということを繰り返しています。思えば、2003年頃のイベントはWebサービス一色でした。マイクロソフトの.NET戦略との相乗効果もあったでしょう。2005年ごろにはSOA、2006年はSaaS、そして2008年からのクラウドです。筆者は、10年間、これらの分野を担当してきましたので、Webサービス(現在はWebAPIと称されることが多い)やSOAとの関係を踏まえながら、クラウドについての私見を書いてみたいと思います。

2010年12月現在、「クラウド」ということばを見ない日はありません。業界紙、業界専門サイトやメルマガ、ベンダーサイトはもちろんのこと、経済新聞やテレビコマーシャルに出るまでになり、ITパーソンならずともクラウドということばだけは聞いたことがある、というような状況になりました。ことばだけが独り歩きしている感もありますが、クラウドがそれほど騒がれるのはなぜなのでしょうか。 それは、IT業界にとっても、ITユーザにとっても、一大パラダイムシフトだからです。ではどんなパラダイムシフトなのか・・・。それは、「所有」から「利用」へ、というパラダイムシフトです。 これから数回に渡って、ITの歴史を顧みながらクラウドの本質と真価を確認し、どうしたらその真価を得られるのか、クラウド、特にここではSaaSの活用シナリオを探ってみたいと思います。

【前編】

クラウド・SaaSの本当の価値とは


vol01. クラウドの概念
【クラウドの概念】
クラウドの概念

vol02. クラウドの本質とメリット
【クラウドの本質は「共有」と「利用」】
クラウドの本質
【究極の割勘効果はSaaSにあり】
割り勘効果

vol03. コスト削減だけじゃない! クラウドの真価はビジネスイノベーション
【クラウドの真価はビジネスイノベーション】
クラウドの真価
【クラウドが生み出す新たな価値】
クラウドが生み出す新たな価値

vol04. SaaS連携でクラウド上に広がる 無限の可能性
【SaaSの実行形態】
SaaSの実行形態
【SaaS連携でクラウド上に広がる無限の可能性】
SaaS連携でクラウド上に広がる無限の可能性

vol05. クラウドは産業・社会の共有プラットフォーム
【広がる業界クラウド】広がる業界クラウド

【後編】

クラウドを有効活用するためのシナリオ


vol06. 「所有から利用へ」。 では所有型「プライベートクラウド」はクラウドなのか?

【クラウドの形態】
クラウドの形態

vol07. クラウドはセキュリティや信頼性に欠けるというのは本当か

【クラウド利用への不安と解決要因】
クラウド利用への不安と解決要因

vol08. クラウド活用の現実解「ハイブリッドクラウド」の使い分け
【ハイブリッドクラウド】
ハイブリッドクラウド
【小売業でのハイブリッドクラウド適用イメージ】
小売業でのハイブリッドクラウド適用イメージ

vol09. システムインテグレーションはサービスインテグレーションに変わる
【システムインテグレーションとサービスインテグレーション】
システムインテグレーションとサービスインテグレーション

vol10. どんな業務システムがSaaS利用に向いているのか

SaaS利用に適した業務システムの特長】
1.多数の企業や多様なシステムで共通の機能や情報
コア業務ではなく、差別化につながらない管理業務など大きなカスタマイズは求めないもの。機能を共有するSaaSでは、カスタマイズに限界があるからです。アプリケーション全体では汎用化・共有化が難しくても、比較的粒度の小さい単位でAPI部品化されていれば、業務を越えた共有機能として さまざまなアプリケーションから連携利用できます。

業種共通業務には、メール、グループウェア、CRM、教育などがあり、業務共通部品には、帳票、アンケート、地図、認証、決済などがあります。

2.法規制の変更や機能追加によるバージョンアップが多く、保守に手間がかかるシステム
SaaSならベンダーがバージョンアップを行いますから、ユーザはバージョンアップ作業なしに常に最新版を利用することができます。
3.企業間の連携業務/企業間の共有情報が多い業務
クラウドを介してデータを共有し、業務プロセスを連携させることができます。建設プロジェクトや物流などが挙げられます。
4.短期間で立ち上げたいシステム
インフラからアプリケーションまで、自社で用意する範囲が少ない程、短期間で立ち上げられます。
5.導入コストが高く、運用スキルや体制を必要とするシステム
膨大な処理能力を要するものや、災害時のバックアップ体制など自社導入・自社運用が困難な場合に有効です。
6.初期投資リスクを抑えたい新規ビジネスのためのシステム
クラウドなら、スモールスタートし事業の成長に合わせてリソースを追加していけばよいため、 新規事業を立ち上げたり廃止したりする企業の機動力を向上させます。例えば新規のインターネットビジネスを、莫大なIT投資というリスクを負わずに開始できます。
7.時期によって利用者数やデータ量、処理の負荷の増減が激しい、ピーク性のあるシステム
Webショッピングサイトや、予約システムなどが挙げられます。
8.期間限定の業務
たとえば定額給付金やエコポイント、新人研修、決算処理など期間限定の業務は、利用量に応じた支払いで済む月額課金や従量課金のクラウド利用に向いています。

 


vol11. SaaS、SOA、Webサービスの関係

【SaaS、SOA、Webサービスの関係】SaaS、SOA、Webサービスの関係

vol12. クラウド時代へのユーザ企業の備え

【クラウド利用に際しての検討事項】
クラウド利用に際しての検討事項

vol13. これからは利用者が提供者になる時代
【クラウドで生まれる新たなビジネス ― コンテンツビジネス】
クラウドで生まれる新たなビジネス ― コンテンツビジネス

 


岩本のぞみ Iwamoto Nozomi

立教大学卒業後日本ユニバック(株)入社。汎用機、PC、UNIXでのアプリケーション開発、社員教育、ソフトウェア商品企画を経て、2001年よりXML Webサービス、.NET、SOA等のビジネス企画・プロモーションに従事。当時の商用Webサービスや.NET構想から、SaaS・クラウド時代の到来を予感する。 2006年よりSaaS・クラウド事業の立上げに携わり、ビジネスパークを企画。 著書に、「事例でわかるWebサービス・ビジネス」(日本能率協会マネジメントセンター 2004.1発行)があり、セールスフォース・ドットコムなどのSaaS事例も記載している。

 

 

 

Comments are closed.

CCNJ Cloud Computing Network of Japan
Top